書物や書類の名称一覧

物語やゲームに登場する「書物」や「書類」は、世界やキャラクターを深める大切なアイテムです。

ここでは、よく使われる書物や書類の名前と意味を紹介します。創作の参考にどうぞ！

〇〇書

用語	説明
古文書こもんじょ	紙や布などに書かれた古い文字資料。
魔導書まどうしょ	魔法の使い方を記した本。呪文や魔法の材料、儀式などが書かれる。
魔術書まじゅつしょ	禁術が封じられた古の書物。
呪文書じゅもんしょ	古の力が宿る魔法の書。
奇術書きじゅつしょ	奇怪な術式が記された不思議な書。
預言書よげんしょ／予言書よげんしょ	未来の出来事を予言した書物。
秘伝書ひでんしょ	特定の技術や知識を伝授する書物。武術や医学、料理などがある。
白書はくしょ	政府が公開する公式文書。国家政策や法案の提案、政策決定の過程が記される。
全書ぜんしょ	全ての知識や情報を網羅した書物。大百科事典や百科辞典がこれにあたる。
歴史書れきししょ	過去の出来事を説明する書物。
履歴書りれきしょ	学歴・職歴などの経歴を記した書類。就職や進学時に使用。
調査報告書ちょうさほうこくしょ	あるテーマに関する研究結果を報告する書類。
教科書きょうかしょ	学校で使用する、科目に関する知識をまとめた書籍。
参考書さんこうしょ	試験や学習の参考になる書籍。
手引書てびきしょ	操作方法や手順を記載した書物。
入門書にゅうもんしょ	初心者向けの基本的な知識を説明した書籍。
指南書しなんしょ	ある分野の専門知識を教える書物。技術を指導する手引書のこと。
指示書しじしょ	手順や指示を記した書類。
解体書かいたいしょ	建物や機械の解体に必要な手順をまとめた書物。
解体新書かいたいしんしょ	江戸時代に書かれた解体技術書。
啓蒙書けいもうしょ	知識や理念を普及するための書籍。
術書じゅつしょ	様々な技や術式が記された書物。
逸書いっしょ	名のみ伝わる現存しない古書。
偽書ぎしょ	存在しない原典を装った虚構の書物。
覚え書きおぼえがき	自分で覚えるために書いたメモ。

〇〇記

用語	説明
日記にっき	日々の出来事や感情を書き記した記録。
絵日記えにっき	絵を使って日々の出来事や感情を記録する日記。
観察記かんさつき	観察したことを記録したもの。
体験記たいけんき	自身の経験を書いた記録。
手記しゅき	自らの体験や考えを綴った記録。
伝記でんき	人物の生涯や業績をまとめた書物。
追憶記ついおくき	過去の思い出を記した記録。
年代記ねんだいき	出来事を年代順にまとめた歴史書。
戦記せんき	戦争や戦闘の経過を記した記録。 【実例】幼女戦記
戦果記せんかき	戦いの成果を記録したもの。
奮闘記ふんとうき	困難に立ち向かう様子を綴った記録。
旅行記りょこうき／紀行きこう	旅の様子や見聞を書いた記録。 【実例】音盤紀行
大陸旅行記たいりくりょこうき	大陸を巡った旅の詳細な記録。
探訪記たんぼうき	各地を訪れて調査した記録。
遠征記えんせいき	遠くへ行った旅や活動の記録。
航海記こうかいき	船での旅や航海の様子を記録した書物。
顛末記てんまつき	事件や出来事の経緯を詳しく記した書。
開拓記かいたくき	新天地の開発や生活の記録。
歳時記さいじき	季節の行事や風物をまとめた書物。

〇〇録

用語	説明
目録もくろく	書籍や物品の一覧表。
備忘録びぼうろく	忘れないように書き留めておく記録。 【実例】掟上今日子の備忘録
黙示録もくしろく	神秘的・預言的な啓示が記された書物。
紀行録きこうろく	旅の記録や報告を書き記したもの。
事件録じけんろく	事件の詳細な記録。
秘聞録ひぶんろく	秘密の話や噂を書き記した記録。
回顧録かいころく	過去の出来事を振り返って書いた記録。
怪奇録かいきろく	奇怪な出来事や怪異を記録した書物。
議事録ぎじろく	会議の内容を記録した文書。
講義録こうぎろく	講義内容を書き留めた記録。
名録めいろく	人名録、名簿のこと。

〇〇帳

用語	説明
手帳てちょう	日々の予定やメモを書き込む、持ち運びできる小型の帳簿。
メモ帳めもちょう	簡単なメモ用の帳面。 【実例】神様のメモ帳
見本帳みほんちょう	商品のサンプルをまとめた帳面。営業・制作などに使用。
野帳やちょう	野外での観察や調査記録に使う帳面。
練習帳れんしゅうちょう	学習や技術練習の記録用帳面。演奏や書道など。
連絡帳れんらくちょう	学校・病院などで連絡を取り合うための帳面。
自由帳じゆうちょう	用途が自由な帳面。絵やメモなど多用途に使用。
台帳だいちょう	記録や履歴をまとめた帳簿。人事・経理などで使われる。
元帳もとちょう	経理で勘定科目別に取引を集計する帳簿。
通帳つうちょう	銀行口座の取引記録を記載した冊子。

手〇〇

用語	説明
手帳てちょう	日々の予定やメモを書き込む、持ち運びできる小型の帳簿。
手帖てちょう	手帳の一種で、手作り感やオリジナリティを重視するアイテム。 【実例】ビブリア古書堂の事件手帖
手稿しゅこう	手で書かれた筆記物や書物の原稿。 【実例】ヴォイニッチ手稿
手記しゅき	自らの体験や考えを綴った記録。
手引きてびき／手引書てびきしょ	操作や作業の方法をわかりやすく示した書物。
手形てがた	支払いを約束する有価証券の一種。
手紙てがみ	手書きの文書。通信手段として。
置き手紙おきてがみ	置いて伝える短いメッセージや伝言。
手控えてびかえ	重要なことを書き留めたメモや控え。

〇〇図

用語	説明
地図ちず	土地や地域の位置・形状を示した図。 【実例】白地図のライゼンデ
海図かいず	海域や水路を示した航海用の地図。
予想図よそうず	将来の状態や計画を示した図。
相関図そうかんず	関係や繋がりを示した図。
系統図けいとうず	系譜や関係を示した図。
製図せいず	設計図など正確に図を描く技術。
縮図しゅくず	実物を縮小した図。
略図りゃくず	簡略化した図。
絵図えず	絵画的な地図や図。
展開図てんかいず	立体を平面に展開した図。
構成図こうせいず	全体の構造や配置を示した図。
平面図へいめんず	建物や土地の水平投影図。
断面図だんめんず	物体の切断面を示した図。
設計図せっけいず	建築や機械の設計内容を示す図面。
配置図はいちず	物の配置を示した図。
回路図かいろず	電気回路の配線を示した図。
分布図ぶんぷず	特定のものの分布状況を示した図。
鳥瞰図ちょうかんず／俯瞰図ふかんず	高い位置から見下ろした視点の図。
河図かと	古代中国の神話に伝わる神秘的な図。

〇〇本

用語	説明
絵本えほん	絵を主体にし、子ども向けに物語や情報を伝える本。
教本きょうほん	学習や訓練に使う教材用の本。
台本だいほん	演劇・ドラマ・映画のセリフや演出を書いた本。
脚本きゃくほん	映像作品などの演出やセリフを記した文書。
原本げんぽん	写しやコピーではない、本来の文書。
副本ふくほん	原本の写し、または補助的な文書。
写本しゃほん	印刷前の時代に手で写して作られた本。
古本ふるほん	一度人に読まれた中古の本。
攻略本こうりゃくぼん	ゲームや作品の攻略情報をまとめた本。 【実例】この世界の攻略本を拾ってしまいました

〇〇簿

用語	説明
事件簿じけんぼ	事件の記録や報告をまとめた帳簿。 【実例】金田一少年の事件簿
勤務簿きんむぼ	勤務状況を記録した帳簿。
家計簿かけいぼ	収入や支出を記録する帳簿。
名簿めいぼ	人名や会員名を記録した帳簿。
出席簿しゅっせきぼ	出席状況を記録した帳簿。
通信簿つうしんぼ	学校での成績や生活の記録。
帳簿ちょうぼ	取引や財産などを記録する簿冊。
原簿げんぼ	基本となる記録簿。
履歴簿りれきぼ	経歴や履歴を記録した帳簿。

〇〇状

用語	説明
書状しょじょう	手紙や文書の形式をとった文章の総称。
挑戦状ちょうせんじょう	勝負や競争を挑む意思を伝える文書。 【実例】ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!
紹介状しょうかいじょう	人物や内容を第三者に紹介するための文書。
招待状しょうたいじょう	催しや会合に招くために送る文書。
案内状あんないじょう	催し・場所などを案内するための文書。
お礼状おれいじょう	感謝の気持ちを伝える手紙や文書。
お詫び状おわびじょう	謝罪の意を表すために送る文書。
推薦状すいせんじょう	人物を推薦する目的で書かれる文書。
予告状よこくじょう	何かを予告する目的で送る文書。 【実例】怪盗の予告状
起訴状きそじょう	検察官が被告人を起訴する際に提出する正式文書。

〇〇箋

用語	説明
付箋ふせん	メモや印に使う小さな紙。貼って剥がせるのが特徴。
処方箋しょほうせん	医師が薬剤の種類・量などを指示する書類。
便箋びんせん	手紙を書くための紙。縦書きや横書きがある。
用箋ようせん	特定用途のために使われる紙。記録・伝言などに使用。
書簡箋しょかんせん	簡潔な手紙を書くための小型便箋。