ゲームシナリオ制作がなかなか進まない時に試したいこと

ゲームシナリオの制作は時にスムーズに進まず、行き詰まることがあります。

そんな時あなたは、どのように対処しますか?

この記事では、ゲームシナリオが進まないときに試してみたい方法を紹介します。

目次

キャラの行く場所の順番を決めておく

シナリオが進まない時、まずは物語の場所を整理しましょう。

つまりは、とりあえずOPからEDまでキャラクターが行くであろう場所をあらかじめ順番に書いておくことです。

場所を把握することで、その場所にまつわる歴史や背景で何が書けそうかを知ることができます。

例えば、この地域の海辺には人面岩があり、お供え物をすると、その人面岩は夜になると動き出して、砂浜に価値のある貝殻を置いてくれるという逸話があったとしたらおもしろいと思いませんか?

このように、ただ作業的にストーリーを描くよりも、その地域のエピソードで何かないかを考えることで話を膨らませることができ、物語の展開やが明確になっていきます。

〇〇編ごとに区切る

物語をテーマごとに分けることで、ストーリーの展開がスムーズになります。

よく1つの作品で話をテーマごとに区切りる表記として「〇〇編」と言ったりしますが、プレイヤーにも分かりやすくなることはもちろんのこと、シナリオを書く上でもストーリー展開が考えやすくなります。

例えば、ハンターハンターでは「ハンター試験編」「ヨークシン編」「グリードアイランド編」「キメラ=アント編」「暗黒大陸編」など、それだけ聞いて各編のイメージが伝わりますよね。

なので、細かい設定や描写を考えることも大事ですが、先に「〇〇編」ときっぱり決めてしまってからの方が、ストーリー展開のイメージがつきやすくなります。

違ったジャンルの本を3冊読む

シナリオが進まない原因として一番多いのが、書きたいと思っているジャンルの知識が乏しいことがあります。

つまりは、専門知識や語彙力が不足していると言うことですね。

関連ジャンルの専門書を1冊を読むことでアイデアが広がります。

また、書いているジャンルとは全く違った本を2冊読むこともお勧めします。なぜなら全く違ったジャンルのものが組み合わさって、より面白いストーリーを思いつくことがあるからです。

「三人寄れば文殊の知恵」と言うことわざがありますが、これは3人いれば偏りがない意見が出るからです。

なので、書きたいジャンルの専門書1冊と、違ったジャンルの本の2冊を読むことは効果的です。

昔、ボツにした別の作品を統合する

物語のアイデアが浮かばない時に、救世主となるのが、昔書いたけどボツにした作品のアイデアです。

じつは、これは結構お宝だったりします。

考えたけどあまり乗り気にならなくなって途中で諦めたようなものなど寄せ集めて、今の作品に統合してしまおうと言う発想です。

ボツにしてお蔵入りにしたけど、世に出せなかった作品があるのは、なぜか罪悪感を感じてしまうことはないでしょうか?

どうせなら、そのアイデアを今の作品に生かせないかを考えて、シナリオ制作に詰まったときのヒントにしてみましょう。

新たなアイデアが浮かばない時は、過去に考えた作品を思い出して「それを今の作品に取り入れられないか?」を考えることで、物語に新たな展開が生まれるかもしれません。

1つの章に対して複数のストーリーを考える

あなたは、背丈まで生い茂っている草むらの中をナイフで道を切り広げながら目的地までいく途中、大きな岩が行く手を塞いでいました。

その岩をナイフで壊そうとしても、とてもナイフでは壊せないし、刃こぼれを起こしてしまう。

そこで、別の方法を考えると思います。岩を登って向こう側に行ったり、迂回して別の道を探したり、強力な武器を用意して岩を破壊したり、地面を彫り進んだりと方法はたくさん考えられますよね。

シナリオ制作がスムーズにいかないとき、1つの章に対して複数のストーリーを検討してみると、新たな展開やアイデアが生まれることがあります。

壁にぶつかった時に、新たな道を見つけるためです。

結構面倒だと思いますが、意外と有効なのが1つの章に対して「もし」展開を考えることですね。
シナリオを書いていると、どうしても1つのことにこだわりすぎてしまいます。

「今まで書いたものを一旦まっさらにする勇気もないし、それをしてしまうと今まで書いたものが水の泡になってしまうのではないか?」という恐れはありませんか?

ですが、それがゲームシナリオが進まない原因の1つがこれだったりします。

無理して、まっさらにして最初から書き直す必要はありません。

もし、別の展開も考えられるとしたら、それらをいくつかリストアップして言って、良さそうなものを使っていく。

そうすれば、1つだけ書いていって壁にぶつかって先に進まないと言うことがなくなります。

公式サイトをとりあえず作る

どんなゲームを作ろうとしているのか人に説明できないと言うことは、自分は何が作りたいのかわからないと言うこと同じです。

つまり、人に説明できればゲーム内容がまとまっていると言うことになります。
そこで、作りたいと思っているゲームの公式サイトを作ってしまいましょう!


公式サイトには、ゲームのコンセプト、イントロダクション、キャラクター、ゲームシステムなど、最低限、興味を持ってもらえるような文章が書かれているページがあり、これらをまとめてしまえば、ゲームシナリオに行き詰まるという罠にハマることをある程度防ぐことはできます。

物語の概要を整理し、他人に説明できるようにするために、ゲームの公式サイトを作成しましょう。公式サイトの作成は、物語の方向性を明確にする上で重要です。

まとめ

ゲームシナリオが進まない場合、まずは場所や順番を決めておくことや、物語のテーマごとに区切ることを検討してみましょう。そして、1つのストーリー展開にこだわらず、他の可能性も考えましょう。

また、専門書を読んだり、過去のアイデアを統合したりすることも有効です。

さらに、公式サイトを作成することで、ゲームの要素を整理し、進行方向を明確にすることができます。これらの方法を試して、ゲームシナリオ制作をスムーズに進めましょう。

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